おめめどうの巻物カレンダー®で視覚支援をスタート。「わかる情報は何か」がサイズ選びのポイント
このブログでは、息子(自閉スペクトラム症)が4歳から取り入れている巻物カレンダー®について、我が家のケースをご紹介します。
「うちの子にはどのサイズ?」と聞かれることが多いため、この記事がサイズ選びのヒントになれば嬉しいです。
巻物カレンダー®は株式会社おめめどうの登録商標です
フィットしたサイズを選ぶために必要なこと
おめめどうのカレンダーにはいくつかのサイズがあります。

【ズバリ!!】
「わかる情報は何か」をしっかり理解することがサイズ選びのポイントかなと思います。
*ここでの本人がわかる情報とは、絵カード、シンボル(記号やマーク)・写真カード・文字など理解できるツールのこと
サイズ選び。我が家の基準
幼児期は、わかる情報が絵や写真などの画像がほとんどのため、大:サイズや超カレ:特大サイズを選ぶ方が多く、息子は4歳のときに大:サイズでスタートしました。

巻物カレンダー®の売り上げトップは中サイズとのこと。2か月掲示しても見た目スッキリ。もっと先の見通しが欲しくなる学童期以降や、学校、福祉施設などで選ばれる場合が多いようです。

検索サイトで「巻物カレンダー」を画像検索するとユーザーさんの投稿がたくさん出てきますよ。
・文字情報だけでシンプルに使いたいなら小:サイズや手帳
・文字やハンコがメインなら中:サイズ
・絵カード・シンボルなどに文字を添えるなら大:サイズ
・写真カードがメインなら超カレ:特大サイズ
フィットしたものは暮らしのベースになる

本人が触れる位置に、フィットしたサイズの巻物カレンダー®を設置し、本人のわかる情報をのせていけば、「時間軸」(みとおし)が1つ完成します。(もう一つはスケジュール)
4歳の時の息子は、発語無し、文字の概念無し、日にちや曜日の感覚もありませんでしたが、小学生になると、そこに予算軸(お金)をのせて、お小遣いもスムーズにスタートできるほどに理解も進み、まさに暮らしのベースとなっています。
伝わっていない絵カードや写真は、ただの壁の模様
●普段の様子から、通園カバンは保育園専用と理解している様子。
★それならと、息子が通園カバンを下げている姿をイラストに描き、家庭用プリンターで1枚の紙に複数印刷する機能(無いものもある)を使って増刷し切り貼りしていました。
(今は画像入りのシールも簡単に印刷できます)

絵カード・写真カードを実物とマッチングさせていく方法もありますが、まずは子どもが何を見て判断しているか、どこを見ているかをよく観察し、わかる情報をどんどん溜めていきます。
そうすると、「わかる情報」だけがのっているカレンダーになるので安心して見れますよね。
わかる世界で生きるということ
「毎日コツコツやっていくと、知的に重くても、ほとんどの方がカレンダーをわかっていかれるよ」
株式会社おめめどう 社長 奥平綾子さんの言葉
この言葉に希望を感じて始めた巻物カレンダー®が、思春期の母子分離にまで繋がっているとは思いもせず、ただ仲間はずれにしないで®正直に伝え続け、表出してくれる喜怒哀楽を一緒に受け止めていきました。仲間はずれにしないで®はおめめどうの登録商標です
理解できる環境を整えることが先。それがあっての表出だと実感しています。
さて、お子さんの巻物カレンダー®のサイズは決まりましたか?
ようこそ、巻物カレンダー®がある暮らしへ。
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