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巻物カレンダー®と「えらぶ」で、クリスマスをワクワクしながら待つ

    
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巻物カレンダー®と「えらぶ」で、クリスマスをワクワクしながら待つ

息子(自閉スペクトラム症)は3歳まで、周りの子どもたちがサンタクロースにクリスマスプレゼントをもらうべく良い子モードになっていても、疑問や興味を抱くことはありませんでした。

4歳(保育園年少さん)で巻物カレンダー®をスタートして、初めて迎える12月のある日のこと。
無発語だった息子は、ちらっと私の方を向いてから赤い枠をクリスマスの日に移動することで、ワクワクする気持ちを伝えてくれました。

この記事では、同じ年頃の子どもたちのように、サンタさんのプレゼントをワクワクしながら待つという気持ちを味わわせてあげたい!そのためにやったことを書いています。

【関連記事】巻物カレンダー®ってなんだろう?という方はこちらの記事もご覧ください!
私がおめめどうの巻物カレンダー®をおすすめする理由3つ【自閉スペクトラム症:息子の視覚支援グッズ】

巻物カレンダー®は株式会社おめめどうの登録商標です

準備するもの4つ

  • クリスマスが何なのかを視覚的に伝えるための絵本
  • クリスマスツリー
  • 欲しいものをえらぶためのカタログ(選択活動)
  • 巻物カレンダー®(ベースとなる時間軸)とコミュメモ®(みとおしビッグ・おはなしメモ)

5つのSTEPで伝える

=STEP1=

絵本『ノンタン!サンタクロースだよ 著・キヨノサチコ』を一緒に読んで、サンタクロースに願い事をすると、朝起きたら靴下にプレゼントが入っているという流れを知る。

なぜこの絵本?

・サンタ、願い事、靴下、ツリーの4つのキーワードがシンプルに描かれている
・息子が気に入って、何度も読んでもらいたがった
・自分が子どものころにノンタンの絵本が好きでよく読んでいた

★みなさんも親子で楽しめる絵本を探してみてくださいね★

=STEP2=

ツリーを準備する。(無くてもいいけどあると雰囲気が変わる)
初めてのツリーは絵本に出てくる見た目をまねして、みどり色、天辺に星。モール、ベル、キラキラしたボール、 クリスマスブーツで飾り付け。
毎年1個づつ、お店で息子に選んでもらい、飾りを増やしていきました。

=STEP3=

トイザらスやレゴのカタログを使い、本人に選んでもらう

なぜこのカタログ?
・子どもが選んだおもちゃを入手できる可能性が高いから(レアものを指定されると困るという親の事情)

★デジタルカタログの場合は、画像を印刷して、お手製のクリスマスカタログを作るのもいいですね。

=STEP4=

さて、いよいよ巻カレ、コミュメモの出番です!

  1. サンタさんにお願いする締め切り日を決め、巻カレに記入。
  2. 〆切日までに選んだおもちゃの写真をカタログから切り取り(orコピー等)、巻カレに貼る。
  3. クリスマスブーツor靴下には、おはなしメモで「〇〇君→サンタさんへ」お手紙を入れる。
    文字がまだ書けない頃は、絵を描いたり、私が書いた文字を真似して書いていました。
  4. 変更できないことを伝える⇒カタログにサヨナラして処分する(orおしまいBOXに入れる)。
カタログが宝物の場合
切ったり捨てたりされたら悲しいですよね。そんな時は、切り取らずにコピーしたり、ネットから画像を印刷するなどして工夫します。

息子はカタログを見るのが大好きだったので、いつも2部もらっていました。お子さんに合う方法を探してみてください。

=STEP5=

毎日寝る前に巻物カレンダー®の前に立ち、「今日はおしまい。明日はここだね」と今日を示す赤い枠を一緒に動かす親が勝手に動かさない)。

きっとお子さんから、何らかのリアクションがあると思います。

そして当日、サンタさんが来るのは夜寝てからだよ~という「みとおし」を、本人のわかる情報(写真・絵・文字など)を使って伝えます。みとおしビッグ使用。

朝起きると、自分が願ったプレゼントが枕元に!
プレゼントの袋を開けるより先に窓ガラスを開けて空のサンタを探す息子。
この時期の子どもらしい姿を見ることができ、今でも鮮明に思い出せるほど感動しました。

9歳のクリスマスを前に出会ったある文章

10歳になれば、2桁になり大人の仲間入り♪サンタさんは最後のプレゼントをくれます。
それ以降は、あなた達のプレゼント分を沢山の子供たちのご飯に替えてプレゼントしてくれると小さい頃から教えてきました。<中略>それ以降は、子供の名前でプレゼント分の寄付をさせて頂いています。

Facebook友達の投稿より

子どもたちは、10歳くらいまでにクラスメイトから聞くなどして、プレゼントは親が置いていると知っていきます。
息子がいつそれを知るかはわからないけど、この文章のように伝えるのも良いかなと主人と話し合い、9歳のクリスマスの時点で息子に伝えました。

我が家の場合は、一部変えて、あなたのプレゼント分が世界のどこかで生まれた赤ちゃんのプレゼントに替わるんだよ。といった説明をしました。

10歳でサンタさんから最後のプレゼントをもらった息子は、「次はどこかの赤ちゃんがプレゼントをもらう番だね」と言っており(サンタはお父さんとお母さんなの?とも。)、親子共々、卒サンタとなりました。

11歳からはプレゼントは一方的にもらう物ではなく、相手にもあげようねってことで、プレゼント交換をする予定です。

この記事でご紹介したのは、あくまで我が家のケースですが、参考になれば嬉しいです。
それぞれの「我が家のクリスマス」をどうぞ楽しんで過ごしてくださいね。

巻物カレンダーやコミュメモはこちらのサイトで購入できます。 最新の商品情報はリンクをcrick!
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シンボルはこちらのサイトのものを使わせていただきました
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